
ナス
煮る、焼く、揚げるなど調理法がたくさんの便利な野菜。
暑さに強く、晩秋まで長く収穫できます。
栽培のポイント
- 水分を多く必要とするので水切れに注意しましょう。
- 肥料を好むので、元肥、追肥をしっかり行いましょう。
- 余分なわき芽を摘んで、3本仕立てにします。
- 連作障害が出やすいので、連作は避けましょう。
栽培カレンダー


畑の準備
苗を植えつける2週間前までに、1㎡当たり150gの苦土石灰をまき、深く耕します。その約1週間後に、元肥として堆肥を1㎡当たり3kg、化成肥料を100g 施し、よく耕してからうねをつくります。また、うねにポリエチレンフィルムを敷いてマルチングをすると生育がよくなります。


耕うん・うね立て作業も
ラクラク!


植えつけ
晴れた風のない日を選びます。株間を50~60cmとり、やや浅めに植えつけます。根元がぐらつかないように株の周囲を軽く押さえて安定させ、たっぷり水をやります。風で苗が倒れないように、仮支柱を立てます。


追肥
植えつけ後、2週間ほどして根づいた頃、株間に軽く化成肥料を施し、土寄せします。その後は2週間に1回のペースでうね間に追肥をし、肥料切れしないようにします。

整枝・支柱立て
1番花のついている茎を主枝にし、その下から出ている2本の枝だけを残して、3本仕立てにします。ほかのわき芽はすべて摘みます。日当たりが悪くなると、実の色や光沢が損なわれるので、枝が込んできたら整枝します。

病害虫防除
アブラムシやテントウムシダマシ、ハダニなどが発生したら早めに駆除します。
収穫
株を大きく育てるために、初めの3個まではやや小さなうちに収穫します。その後は、適度な大きさになったら収穫し、株に負担をかけないように実をあまり大きくしないよう注意します。

秋ナスの更新せん定
真夏の暑さや乾燥で株の生長が弱り、実つきが悪くなったら、主枝と側枝を葉3枚くらい残して切り落とし、追肥をします。この更新せん定を行うと、9月頃から秋ナスが収穫できます。

